スペインのカタツムリ(カラコレス)は初体験が肝心!

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スペインはカタツムリの季節です。

セビリアのいろんなバルで「Hay Caracoles(カタツムリあります)」、冷やし中華始めました的な文字が見られるようになりました。

5月〜6月のこの時期しかバルでカタツムリにお目見えしないので、スペインの風物詩的な感じで年に一度はカタツムリを食べるといい思い出になると思います…うん。

スペインのカタツムリとセビリアのおいしいカタツムリバルをご紹介します。

目次

カタツムリを食べるのは初体験が肝心

日本でカタツムリ(カラコレス)を食べてました、と言う人はほとんどいないでしょう。

日本ではフランス料理などでエスカルゴは食べると思いますが、スペインでカラコレスと呼ばれているものは、エスカルゴみたいに洒落てない。完全なるカタツムリ。

私もスペインに来て初めてカタツムリを食べました。

「スペインでカタツムリを食べる場合は、最初が肝心だ。」

と友達にアドバイスもらいました。初体験がおいしければそのままカタツムリを好きになる人もいるけど、最初にまずいカタツムリを食べると苦手になる人も多いのだそう。特に泥の味がしたりすると一気に嫌いになるそうな。

何と言っても見た目がザ・カタツムリだから躊躇しちゃう人は多いはず。

これからスペインでカタツムリを食べようと思っている人は、おいしいと評判の店を事前にリサーチして、カタツムリに挑戦するのがおすすめです。

カラコレスは路上でも売られている

カタツムリの季節になると、スペインの路上でオリーブと一緒にカラコレスやカブリージャが売られます。

スペインのセビリアの道で売られているカラコレス
路上で売られるカタツムリたち

いやーすごいカタツムリ感出てますね。

まさかこれを食べるとは…って感じだけど、スペインではカタツムリを家で調理する人も多いそうです。

セビリアのバルでカタツムリをいただく

セビリアのバルでは、カタツムリの季節になると「Hay caracoles(カタツムリあります)」や「tapa de caracoles(カタツムリのタパス)」と軒先に看板が出されます。

セビリアでカラコレスのタパスがあるバル
Caracoles Tapa(カタツムリのタパス)2ユーロの看板

看板があるバルではカタツムリが食べられるということ。

私のセビリアでの初カタツムリは、ルイス・モントート通り(Calle Luis Montoto)にある混雑しているバル『Bodeguita La Chicota』です。

このバルではどうやらみんなカラコレスと呼ばれる小さいカタツムリを食べている。タパスの人もいれば、大きい皿のカラコレスを分け合って食べてる人も。

カラコレスで有名なバルのようだ!ということで入ってみました。

セビリアのカタツムリバル「bodeguita la chicota」
カタツムリ絵のコップとカタツムリ

カラコレスのお供はやっぱビールでしょってことで、ビールとカラコレスのタパスを頼んだら、なんとカタツムリ柄のコップでビールが注がれた。これはかわいらしい(^^)

貝殻から頭が出ているので、それを一気に吸ってカタツムリを食べます。たまに頭が出てきていない強情カタツムリがいるので、その場合は爪楊枝でつついて食べます。

]味の感想は個人ごとに異なると思いますが、私の感覚ではカラコレスは薄いカレー味のようなスパイスのような味がした。

ビールとカラコレスの相性は抜群!でそれなりにおいしいけど、個人的にはもうちょっと大きい味わいのある貝類が好きかな。

セビリアのルイスモントート通りにあるカラコレスが有名なバル
古い感じのバルです

◆Bodeguita La Chicota
住所:Calle Luis Montoto 23, Sevilla
営業時間:12:00-1:00
定休日:不定休

さらに大きいカタツムリもある

スペイン人の友達の家に行った時に、バルで食べたカラコレスよりもさらに大きいカタツムリが出てきました。大きいカラコレスはカブリージャと言うそうです。

スペインのカタツムリ「カブリージャ」
カラコレスより大きいカブリージャ

ん?これも吸う感じなのか?と思ったけど、結局吸う感じでした!

がしかし、この大きいカブリージャは食べるのしんどかったです。大変申し訳ないけど4〜5つくらいしか食べられなかった。

だって、カタツムリそのものなんです。

スペインのカタツムリ「カブリージャ」
見てこの大きさ

触覚出てるよ〜(涙)。スペイン人はこんなものを「おいしいおいしい」と食べているのか!謎。

「バルで食べた大きさのカラコレスが限界だな」と、この時に思いました。

セビリアでカラコレスが評判のバル

カラコレスがおいしいと大変評判でありました、セビリアのプマレホ広場(Plaza del Pumarejo)のバル『Bodega Camacho/ボデガ カマチョ』のカラコレスをついに食べました!

スペインのセビリアのカラコレスのバル
混雑する前に入っちゃう

2017年5月、20時過ぎの開店と同時に一番乗りで入りました。このバルはカラコレスの人気バルで、私たちが入った後も続々と人がやってきて、20:30にはほぼ満席。

スペインのバルのカタツムリ
食べやすいカラコレス

で、お噂のお味はというと、確かに食べやすいです!

このカラコレスなら「味がまずくて無理」ということはないはず。「カタツムリの触覚が無理」という人は無理だと思いますが。

セビリアで初めてカラコレスに挑戦したい人は、プマレホ広場(Plaza del Pumarejo)のバルのカラコレスを食べるといいと思います。店員さんもいい人たちだし。

◆Bodega Camacho(ボデガ カマチョ)
住所:Plaza Pumarejo 3C, Sevilla
定休日:不定休

バルでカブリージャも食べてみた

2018年に、友達の家で挑戦して無理だと思った大きいカタツムリ「カブリージャ」をバルでも食べてみました。こちらもプマレホ広場のバル。

セビリアのバルのカブリージャ
出汁が効いてるカブリージャ

友達の家で食べた時は全然味がしなくて正直もう食べなくていいかなとと思ったけど、このバルのカブリージャはうまーく出汁が効いてておいしかった!

カブリージャはカタツムリ感が出すぎていて食わず嫌いしていたけど、きちんとおいしいバルで食べればおいしいんだなとわかりました。

季節になったらスペインでカラコレスを食べよう

カタツムリはこの季節のスペインの風物詩みたいなものなので、また来年も食べに行きたいと思います。

カタツムリを提供しているセビリアの老舗バルは何故かトイレがきれいではないので、トイレは済ませて行くのがおすすめです。トイレのスタイルもなかなか昔のスタイルだと聞きます。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luego!!!

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この記事を書いた人

スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため会社を退職して2015年〜2021年までスペインのセビージャ暮らし▷2024年東京大学文学部に学士入学して現在は美学芸術学専修の3年生。好きな言葉は「我々は無理をしない」のふなっしー推しなっし。多言語学習中。X(twitter)は悩める大学生活や勉強に関するポスト多め。

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