みなさまお久しぶりです!
今年の冬に学士入学の試験を受けまして、4月から東京大学文学部の3年生になりました。
東大出身ではないため、独特の履修の仕組みがまだわかっておらず、ただいま履修登録に苦戦中。
ですが、周りの大学生が優しく、いろいろ教えていただきながら、右も左もわからない大学生活を始めています。
そんな期待と不安が入り混じったアラフォー大学生の近況報告日記。
学士入学の理由と経緯
家にばかり篭っていたら、体調に不調が出始めて、体重が増加傾向に。「このままではいけない!」と思い直し、バイトを始めました。
そのバイトもきっかけの一つなのですが、今まで学んだことを何かの形に残したいと思い、つまり論文という形で残したいと思い、大学に進学することに決めました。
一度大学を卒業しているので大学院に行く資格はある。けれど、自分の今の関心において勉強、研究したいことは、学士を取った商学とは全く異なる分野。
日本の大学は、学士の内容と修士の内容が異なっても試験さえ受かれば進学はできることが多いけど、それだと論文を書くための前提知識に不安がある…。
と、そんな時にある人から「学士入学」という選択肢を聞いて、それならば大学で教養や概論を学びながら研究を進めることができるのではないかと考えたのでした。
その後は、学費を稼ぐためにバイトと業務委託の仕事をかけ持ち。合間で語学の勉強と、先行研究を読んだり、研究計画を練ったり。なかなか忙しい毎日で、あっという間に試験という感じでした。
東大文学部を受験した理由
今回、学士入学の試験は東大文学部しか受けませんでした。
東大文学部にこだわっていたわけではないのですが、最終的に東京大学だけ受験することになった理由は以下です。
- 学費の負担が少ない
- 募集していた専修課程が自身の興味に合致している
- 入試の第二外国語でスペイン語が選べる
一つ目。学費の負担を考慮すると、国公立大学が第一志望になります。私立大学の学部生の学費はやはり高いです。
二つ目。学士入学を受け入れている大学は割とありますが、あくまでも不足定員を埋める要員のようなので、人気の学部・学科は募集がなかったりします。
私の場合は芸術学系や表象に興味関心があり、ドンピシャに合致する学部・学科がない場合は、西洋史や哲学のアプローチから研究を行うなどの方法も検討しました。
三つ目。文学部系の学士入学の試験では、英語ともう一言語必要なことが多いと思います。今後論文をどのような言語で読むかは置いておいて、まずは試験を突破するためにスペイン語で受験したかったので、スペイン語受験できる大学である必要がありました。
哲学系の学部・学科だと、第二外国語の選択が中国語、フランス語、ドイツ語のいずれか、ということもあるので、他の言語で受験したい人は注意が必要です。
東大文学部の専修課程で学びたいこと
「なんで急に文学部?」と思われた方もいるかもしれません。ちなみに、私は商学部出身です。
東大文学部には多種多様な専修課程があります。私が受験し進学したのは、美学芸術学専修。
先輩方の卒論や修士論文のテーマを見て、美学芸術学の対象範囲が多いと感じたことが、この専修課程を選んだ大きな理由になっています。
美学芸術学専修課程では、これまで学んだことをより深く探究していきたいと思っています。
まだ具体的なテーマは決めていませんが、瞬間芸術、即興、芸術的逸脱と呼ばれる行為に関心があります。
スペインでフラメンコを学んでいた時にずっと課題となっていたものでもあるので、より視野を広げて学術的に考察し、研究につなげていきたいです。
アラフォー大学生の新しい大学生活の始まり
昨日のガイダンスではヤングに囲まれて、めっっっちゃビビっておりました!でも話かけてくれた子がいて、今日もLINEグループに誘ってくれた子がいて、同級生の優しさに早速触れました。
研究室の同級生たちそれぞれの興味関心分野を聞くと、改めて美学芸術学の守備範囲の広さを感じます。いろいろな属性、興味、感性を持った同級生や諸先輩方から、たくさん刺激を受けて共に学びたいです。
そしてもちろん、学士入学の許可をくださった先生方からも、多くを吸収したいと思います。
1年半ほどSNSから離れ、ブログからも離れておりましたが、またゆるゆると書き始めるようかな。
大学生活や語学学習のことなど書こうと思うので、気が向いたらブログ覗きにきてください。不安が大きい奮闘記みたいになるかも。
Hasta luegui!!!
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