大学院入試の結果が出てから怒涛の1ヶ月を過ごしており、まったく更新することができませんでしたが、やっとこの記事を書いています。
2026年3月25日に東京大学文学部を卒業、美学芸術学専修課程を修了し、今月4月に同大学院人文社会系研究科の修士課程に進学しました。専門は引き続き美学芸術学です。
東大の学士入学の試験を受けたのが2年前。そこからあっという間の2年。卒論提出、院試と私にとって大きなチャレンジを経て、大学院に進学することができました。
卒論執筆中は全然ブログを更新できていなかったので、この2年どのように過ごしてきたかを振り返りつつ、大学院で取り組みたいことなども綴ってみたいと思います。
2年間のあいだに成長できたこと
3年次に編入してからの2年間は本当にあっという間だったので、自分が日々成長していることを実感するということはあまりありませんでした。
もちろん、入学時には知らなかった歴史、思想、現在の状況など、知識面では増えた部分もあるし、ありえないぐらい優秀な同級生や先輩方の勉強のやり方やものごとの考え方を知ることができたのは、非常に大きな学びでした。
定量的なもので測ることができないのであくまでも自分の感覚になってしまうけど、「深く考え突き詰める」とはどういうことか、文献を「読む」とはどういうことか、ということに対しては、入学前よりもはるかにシビアな事柄なのだと今は認識しています。そこが一部鍛えられた部分かもしれない。
もう少し具体的なスキル面でいうと、レポートや卒論で多量の文章を書くことによって、文章を書くことへの心理的な抵抗は下がったような気がするし、どのようなことを書くべきか、回を追うごとに感覚を研ぎ澄ませてきたという感覚はあります。
だからと言って、レポート、論文、なんでも書けるよという状態ではもちろんありません。自分の言葉で、他の人がわかるように、論理的に、一貫性をもって、過不足なく書くということはとても難しいこと。
卒論と向き合う日々
2年間のうちのはじめの半年くらいは、20年ぶりの大学生活に慣れるので精一杯でした。学べる喜びから気になる授業をたくさん取っていたものの、初めて学ぶ領域も多く予習復習で手一杯。卒論のことを考える余裕はほとんどありませんでした。
卒論のことを考え出したのは入学して半年ほど経った3年生の秋ごろ。卒論で扱うテーマは入学前から決めていた(書きたいことがあった)のですが、どのようにテーマについて論じていけばいいかについて、この頃はまだ考えがありませんでした。
ただ、授業でレポートが課されたときは、卒論のテーマに近づけたり卒論に役立ちそうなアプローチで書くことを心がけていました。この心がけは、卒論の執筆に役立ったと思います。
3年生の春休みから4年生の12月までは、ほとんど卒論のことしか考えていませんでした。寝ても覚めても卒論と言ったら言い過ぎかもしれないけど、プライベートで遊んだ記憶はほぼなく、生きるためのバイトか授業か卒論に関連する何か、という日々でした。
こう書くと卒論書くのが辛いみたいに見えちゃうけど、卒論と向き合う日々、そして卒論の執筆はとても楽しかったです!非常に辛かったのは、そのあとの院試の勉強で引きこもっていた1月。このことはまた別の機会にでも。
卒論をどのように書き上げたのかについては、別の記事にまとめたいと思います。
大学院で取り組みたいこと
大学院では卒論で扱いきれなかったこと、難しくて卒論では手を出さなかったことについて、探究を深めたいと思っています。
卒論では、即興演奏における奏者と観客のインタラクションについて書きました。修士課程以降では、現象学的アプローチを用いてそれらの主観的な次元から発した事象(現象)を、理論的枠組みとして記述することを試みたいと考えています。
卒論で扱いきれなかった、難しくて手を出さなかったのは、現象学。現象学がご専門の指導教員から、私の卒論のテーマと現象学を結びつけることは、学部でチャレンジするのは難しいのではないかとアドバイスいただき、修士以降で取り組もうと決めたのでした。
現在はフランス現象学に取り組みたいと考えていますが、スペインの思想にも関心を持っています。美学の世界ではスペイン思想はなかなか取り上げられることがないのですが、スペイン語が少しわかるということを活かし、スペイン美学への理解を広めることを考えてみては?と先生方にアドバイスいただいたことも、私の関心を後押ししています。
日々是探究
探究には終わりがありません。
私はこれから大学院に進学し、できれば博士課程まで進みたいと考えているけれども、自分の探究心が尽きることはないと感じています。何かを知れば知るほど、さらに追い求めたくなる。
日々是探究なのです。
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!
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