スペインの非常事態宣言で影響が出ている手続き関連・交通機関のキャンセル・郵便など

スペインのコロナウイルス感染者が急増したことで、非常事態宣言が出て30日間の外出禁止となりました。
外出禁止のため身分証明書関連の手続きが一時ストップしています。非常警戒体制となったことで入国制限も始まり、航空券など交通関連のキャンセルも出ています。
非常警戒体制の影響が出ている手続き関連やキャンセルについての情報を、わかる範囲で書いておきます。
Contents
交通機関のキャンセル
現時点でわかっているコロナウイルス影響によるイベリア航空とRENFE(レンフェ)のキャンセルについて。
イベリア航空
日付変更の可能性、またはチケットと同額のクレジットを得るための申請を行うことができるそうです。
詳細はイベリア航空の公式サイトでご確認ください。
コロナウイルス感染拡大におけるフライトアップデート
イベリア、イベリアエクスプレス、エア・ノストラムから航空券をご購入されましたお客様へ。コロナウイルス発生により、下記の情報がガイドラインに従い発表されました。こちらのスレッドをお読みください。 — Iberia イベリア航空 (@iberia_jp) March 16, 2020
状況が悪化した場合、必要に応じましては、やむ終えなく突如フライトスケジュールを変更する可能性がございますので、ご自身の予約確認ページより定期的にご確認して頂くことをお願い致します。ストアクレジットの申し込みはこちらのリンクからお願い致します。https://t.co/M9wIMnpVov — Iberia イベリア航空 (@iberia_jp) March 16, 2020
マドリードから成田へのイベリア航空直行便は、3月21日(土)を最後に当面運休3月19日(木)の便を以って当面運休とのこと。3月21日(土)の便は欠航となりました。
私は4月のセビリア〜マドリード〜成田のイベリア航空便を予約していましたが、欠航となりました。
鉄道 RENFE(レンフェ)
3月18日〜28日までのチケットは全て自動キャンセルされ、自動的に払い戻しされます。
⚠️Los billetes con fecha de viaje entre el miércoles 18 y hasta el fin del Estado de Alarma, serán anulados automáticamente y todos los clientes recibirán el reintegro sin necesidad de realizar ninguna gestión ni en web en el 918 314 520 ⚠️. — Renfe (@Renfe) March 16, 2020
バス ALSA
スペイン全土を走るバス会社のALSAは、4月15日までのバスチケットについて変更またはキャンセルの申請が可能としています。イベリア航空と同じで必ず返金とは書いてありません。
詳細はALSA公式サイトのコロナウイルスに伴う対応についてをご確認ください。
まだ出発していない4月15日までのチケットをwebやアプリで購入した人は、変更・キャンセルのページから手続きが可能。
窓口やバスターミナルの券売機でクレカを使って購入した場合は、919 914 030に電話して手続き。現金で購入した人は警戒体制終了後に窓口で手続きしてくださいとのこと。
4月16日以降のチケットをwebやアプリで購入した人は、変更・キャンセルのページから変更手続きが可能。キャンセルについては可能かどうかの明確な記載がありません。
既に出発してしまった分は、メールアドレスに問い合わせが必要。変更・キャンセルが可能なチケットだった場合、日程の変更が可能です。キャンセルについては記載がありません。
スペイン身分証明書の手続き
留学生や就労でスペインにいる人が気になるのは、身分証明書の手続き関連です。
DNIの失効期限延長
スペインの身分証明書・DNIは失効期限が1年延長されることになりました。
学生ビザや就労ビザでスペインにいる人が持つNIE(外国人登録番号)について、やっと公式の情報が出ました。
延長予定の場合でも現在はビザの申請のために外出することはできませんので、非常警戒体制終了後に延長の申請を行えば良いでしょう。
ビザ延長に関する手続き
一時的居住や就学を目的とする滞在(学生)、労働許可がある滞在者向けの滞在許可(ビザ)について、やっと公式な通知が出ました。
対象となるのは一時的居住(residencia)・労働(trabajo)許可・就学を目的とする滞在・学生の移動(movilidad de alumnos)・非労働性の研修(practicas no laborales)・ボランティアサービスに関する許可
→カード失効の翌日から自動的に延長され、警戒事態の終了後6ヶ月まで延長
再延長の申請を行う場合は、自動延長期間終了の90日後の間に行うことができる。再延長期間の開始日は失効日の翌日。
→非常警戒事態(現時点では6月7日まで)に3ヶ月の滞在期間が終了した場合は、自動的に滞在期間が3ヶ月延長される。スペイン国内のみで有効。
→非常警戒体制の終了(現時点では6月7日)後3ヶ月延長される。ただし現在スペインにいる場合で、日本に帰国できなかった場合に限る。
→一つ目のケースのビザを持っている人は、パスポートと失効したカードを提示すればスペインに入国できる
→コロナウイルスの影響でスペインに戻ることが不可能でも、不在期間の考慮はしないとのこと。不在期間の考慮ってなんでしょう?
非常警戒事態になる90日より前にビザの期限が切れていて申請中などだった人(私はこれ)は、上記の特別措置は適用されないようです。
なお、ワーホリについては特に言及がなしでした。他のビザと同じくなんとなく6ヶ月延長されそうな気も?しますが、最後の条件が気になっていてすでに日本に帰国している場合はもしかしたら延長が考慮されないのかなとか…。
ワーホリで滞在または一時帰国した人は、大使館または外国人事務所に確認した方が良いかもしれません。
ビザ取得や更新のための予約
現在ビザ更新中でcita(予約)が取れている場合でも、それらのcita(予約)は全てキャンセルになっています。
私は3月18日に予約が取れていたのでどうしようかと思いセビリアの外国人事務所・警察署にメールしたところ、予約は全てキャンセルになっており警戒体制解除後に再度予約を取るよう連絡がきました。
地域によっては非常警戒体制終了後に自動的に次の予約を取得してくれる場合もあるようなので、自分が住んでいる管轄の地域の外国人事務所・警察署に必ず問い合わせしましょう。
人によって事情もステータスも違うだろうから、必ず自分で問い合わせしてくださいね!
アンダルシアのオフィスと連絡先はこちらのページに記載があります。
スペイン非常警戒体制中の郵便
Amazonのようなオンラインショッピングは営業ストップしておらず、注文すると届きます。

私はホーム系雑貨のオンラインショッピングで食器を注文しましたが、届きました。
多くの人の手を介して届く荷物が安全かどうかの見極めは必要ですが、私が受け取った宅配会社は外に荷物を置いて、格子越しに会話するというスタイルでした。
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