セビリアの『カルトゥハ修道院』はコロンブスも訪れた歴史ある修道院

セビリアのカルトゥハ修道院




セビリアのカルトゥハ修道院は、コロンブスも訪れたことのある由緒ある修道院です。

カルトゥハ修道院は無料で入れる時間があるので、その時間を利用して訪れてみました。

かつて陶器工場でもあったカルトゥハ修道院は、大きな煙突が特徴的で内部は美しい修道院でした。

洞窟の伝説を持つカルトゥハ修道院

『カルトゥハ修道院』はグラナダにもあります。グラナダのカルトゥハ修道院はとても有名なのですが、私が訪れたのはセビリアのカルトゥハ修道院です。

セビリアのカルトゥハ修道院の正式名称は、サンタ・マリア・デ・ラス・クエバス修道院です。

クエバスは洞窟のこと。なぜ洞窟という名前が付いているかと言うと、1248年というその昔に、この地区の洞窟からマリアの像が発見されたという伝説があるからだそう。

カルトゥハ修道院とコロンブス

カルトゥハ修道院はコロンブスにゆかりのある修道院でもあります。

セビリアのカルトゥハ修道院の庭園のコロンブス像

カルトゥハ修道院の敷地を入ったところにある庭園には、コロンブスの像があります。このコロンブスの像は1887年に建てられたものだそうで、オンブーという大きな木の隣です。

コロンブスが初めての航海を実現する際に、サラマンカの抵抗勢力があったらしい。抵抗勢力へ自身の考えを主張するため、カルトゥハ修道院の図書館の資料を調べていたという話です。

そしてコロンブスがアメリカ大陸を発見し、まさに3回目の世界航海に出ようとする頃、セビリアに宿泊する時はカルトゥハ修道院に宿泊していたそうです。

コロンブスにとって、カルトゥハ修道院の居心地が良かったのだろうね。

1506年にバジャドリッドでコロンブスが亡くなった後、コロンブスの息子はコロンブスの遺体をカルトゥハ修道院に送りました。コロンブスがカルトゥハ修道院に特別な愛着を持っていることを息子が考えたのでしょう。

セビリアのカルトゥハ修道院のサンタアナ礼拝堂

1512年にはコロンブスの一時的な墓として、カルトゥハ修道院のサンタ アナ礼拝堂にコロンブスの棺が置かれました。サンタ アナ礼拝堂の外観は、ムデハル様式の立派な礼拝堂でした。

サント・ドミンゴに棺が移るまでの30年間、コロンブスはサンタ アナ礼拝堂に眠り、サント・ドミンゴの後はセビリア大聖堂(カテドラル)に移りました。

コロンブスの棺はヒラルダの塔の見どころの一つとなっています。

関連記事セビリアの世界遺産『セビリア大聖堂』はヒラルダの塔にも登れる

カルトゥハ修道院の中に入ってみた

カルトゥハ修道院に入るとまず右手に礼拝堂があります。

セビリアのカルトゥハ修道院の礼拝堂

「Capilla de Afuera」はバロック様式の礼拝堂。装飾がかなり凝っていました。

コロンブスの像とオンブーの大きな木が印象的な庭園を過ぎると、カルトゥハ修道院の入り口に到着。入り口には先ほどのサンタ・アナ礼拝堂があり、その左側が入場券購入場所です。

セビリアのカルトゥハ修道院の修道女の生活場

15世紀にできた「Claustro mudéjar」と呼ばれるこの場所は、修道士たちの生活の場所だったところ。柱とタイルが美しい。ここもムデハル様式です。

セビリアのカルトゥハ修道院のサロン

ここは横たわった像がたくさんあったところで、修道士たちの生活の場所の一角。礼拝堂かな?

陶器の工場だったカルトゥハ修道院

セビリアのカルトゥハ修道院の煙突

陶器の製造工場としても利用されていたことがあるカルトゥハ修道院は、大きな煙突や窯など陶器工場の名残が見られます。

なぜカルトゥハ修道院が陶器の製造工場になったかというと、スペイン独立戦争中の1810年にフランス軍が侵略してカルトゥハ修道院の修道士たちが追い出されてしまったことが始まりです。おっと悲しい。

その後、とあるイギリス商人がカルトゥハ修道院を買い取って陶器の製造工場にすることに。1841年にカルトゥハ修道院を陶器の製造工場とする建設が始まり、1982年までカルトゥハ修道院は陶器の製造工場として機能したそうです。

セビリアのカルトゥハ修道院の窯

修道院の中庭でひときわ目立つ煙突と陶器の窯。カルトゥハ修道院の陶器の窯はボトルのような特徴的な形をしています。かつては10個の窯があったそうですが、現在残っているのは5個です。

修道院の壁や天井は印象的

セビリアのカルトゥハ修道院の天井

カルトゥハ修道院の中は、天井や壁が古いままになっているのが印象的でした。天井はかなりハゲてましたけど。

セビリアのカルトゥハ修道院の壁のタイル

壁のタイルは歴史ある感じもまた美しい。

1992年のEXPOに使われたカルトゥハ修道院

1992年にセビリアEXPO(万博)が開催された際、カルトゥハ修道院はEXPO(万博)のレセプション会場及び展示会場となりました。

セビリア92の万博会場PCT

陶器の製造工場時代に作られた特徴的な煙突と窯は、実は1992年のセビリアEXPOの展示場のデザインに影響を与えました。カラーは斬新だけど、形は確かにそっくり。

セビリアEXPO(万博)の展示場デザインは、カルトゥハの遊園地『イスラ・マヒカ』の近くにあります。

修道院の一部はアンダルシア現代美術館に

セビリアのカルトゥハ修道院の中の一部は、1997年からアンダルシア現代美術館になっとります。

アンダルシア現代美術館はなかなかユニークな展示が多くて、歴史感じる美しい修道院とアンダルシア現代美術館の展示のコラボレーションが、なんともキテレツな空間を生み出してました。

現代アートがわかる人はおもしろいんじゃないかな。修道院と現代アートのコラボは、興味深かったです。いろいろ驚いたけど。

関連記事『アンダルシア現代美術館』は修道院の中のキテレツな空間だった

カルトゥハ修道院の無料タイム

セビリアのカルトゥハ修道院とアンダルシア現代美術館は、無料で入れる時間があります。カルトゥハ修道院を訪れるのであれば、無料時間を活用するのがおすすめ。

カルトゥハ修道院と現代美術館
住所:Avda. Américo Vespucio 2, Sevilla(GoogleMAPで見る)
入場時間:火〜土 11:00-21:00 日 11:00-15:30
無料時間:火〜金 19:00-21:00 土 11:00-21:00
観光所要時間:1〜2時間
閉館日(2018年):月曜日/1月6日/3月30日/4月18日/5月1日/5月31日/8月15日/10月12日/11月1日/12月8日/12月25日
入場料:3.01ユーロ
行き方:セビリアの市バスのC1またはC2で、Américo Vespucio駅下車

歴史を紐解くとおもしろいカルトゥハ修道院

カルトゥハ修道院は1964年にスペインの国民的文化財に指定され、1982年にアンダルシア州に譲渡されました。

洞窟からマリア像が発見され、コロンブスの航海を支え、陶器の工場として美しい作品を生み出し、セビリアEXPOの会場となり、現代アートを展示する場に変わったのがセビリアのカルトゥハ修道院です。

なんてユニークな歴史!

セビリアの中心部から少し遠いけど、カルトゥハ修道院はなかなか興味深い場所でした。

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最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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10年勤めた会社を退職し、スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため、2015年6月よりスペインのセビージャ暮らし。日々の生活で気づいたこと、スペイン語のこと、セビージャのこと、などなどをブログに記録。熱中したら止まらないB型。Sevilla tiene un color especial〜♬