「ベティスは人生」ベティコが語ったレアル・ベティスへの熱い想い

2018-05-24サッカー

レアルベティスのサポーターベティコ

セビリアで生活しているとサッカーが日本の何倍も人々の生活に入り込んでいることを感じます。

セビリアにはより名前が知られた「セビージャFC」と、「レアル・ベティス・パロンピエ」の2つがありますが、ベティスのサポーターであるベティコ(Béticos)レアル・ベティスへの熱い想いを聞く機会がありました。

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レアルベティスが誕生した歴史

現在セビリアには「レアル・ベティス・パロンピエ」と「セビージャFC」の2つのサッカークラブがあります。有名なのは、「セビージャFC」だと思います。それほどサッカーを知らない私でも「セビージャ」というサッカークラブの名前は聞いたことがありました。

2つのサッカークラブのうち、「セビージャFC」はお金持ちがサポーターのクラブと言われており、これに対して「レアル・ベティス」は労働階級のサポーターが多いと言われています。

もともと2つのサッカークラブの起源は、1905年創立の「セビージャFC」です。当時の「セビージャFC」は労働階級の選手の受け入れを拒んでおり、これに対して反対した一部の人たちが分裂して1907年にできたのが「レアル・ベティス」です。

こういった歴史的背景もあって、現在も「セビージャFC」と言えば金銭的に余裕のあるリッチなサポーターが多く、「レアル・ベティス」はより庶民的なサポーターが多いです。スペインの生活や文化とサッカーに密接な関係があると言われるのは、こういうところからも感じることができます。

 

レアル・ベティスのサポーター「ベティコ・ベティカ」

レアルベティスのサポーターは「ベティコ(Bético)」「ベティカ(Bética)」と呼ばれます。「ベティコ」が男性サポーターで「ベティカ」が女性サポーターです。

現在レアル・ベティスの公式サポーター(会員)の数は約52,000人。公式サポーターでないベティスファンを含めるともっと多いはずで、世界中には500を超えるペーニャ(Peña Bética)があるそうです。世界中にあるってすごいよね。

ペーニャとはペーニャ(Peña)とは愛好家が集まる場所のことです。

レアルベティスの一番古いペーニャ

レアル・ベティスのペーニャの中で一番歴史があるのは、2017年で開業から90年を迎えたセビリアの『Peña Bética Puerta de la Carne』です。

このペーニャの前をウロウロしてたらペーニャの会員さんたちが話しかけてくれて、「今は改装中で中に入れないけどレアル・ベティスとペーニャのことを詳しく説明するから今度遊びに来なさい」と言ってくれました。ベティコたちに話を聞く機会をいただけることになったので、それはまた今度ブログに書きたいと思います。

 

ベティスカラーはアンダルシアカラー

レアル・ベティスとセビージャFCは因縁の仲と言われていますが、クラブカラーが真逆です。

レアル・ベティスは緑と白のアンダルシアカラーのストライプ、セビージャFCは赤と白のストライプです。レアル・ベティスのクラブカラーがアンダルシアカラーと同じということが、ベティコたちの愛情や絆をさらに強くしている気がします。

セビーリャのフェリア2017の道で踊る人々

「セビリアの春祭り」のカセタはこのクラブカラーが反映されているのか、全てのカセタが緑と白のストライプか赤と白のストライプとなっています。

 

レアル・ベティスへの想いは特別

ベティコのレアル・ベティスへの想いはとても熱いです。それは、生まれた時からベティスと一緒に育ってきてるから。

私はサッカーファンになるきっかけがどういうものかわからないけど、ただ単に選手が好きとか、クラブの雰囲気が好き、とかそういうことではなくて、ベティスは生活の一部なのだそうです。

フラメンコのアーティストでもあり、ベティコでもある友達は、「ベティスに対する感情はフラメンコに対する感情と同じ」と言っていました。「生まれた時からベティスにもフラメンコにも触れていて、生活の中にあるのが当たり前だったから、何かのきっかけでベティスが好きになったとかではなく、生まれ持った何かに近いのだ。」と。

「セビリアに生まれていない人は、これ程のベティスへの想いを持つことはできないと思う。」とも友達は言っていました。フラメンコを語る時と同じように熱くベティスについて語る友達は、ベティコであることを本当に誇りに思っているようでした。

生まれた時からフラメンコに触れている人たちを見ると、「生まれ持った何か」という表現はとてもしっくりきます。レアル・ベティスとベティコの関係もそれと同じ。セビリアで生まれているからこそ持っているベティコの熱い想いは、フラメンコに対する感情と似ているであろうことも、少し理解できる気がしました。

 

レアル・ベティスは人生そのもの

そんなわけで、ベティコにとってレアル・ベティスは人生そのものとも言える存在なのです。

熱心なベティコだった友達のおじいさんは「ベティスと息子とどっちが大切か」という質問に、即答で「ベティス」と答えたそうです。息子と比べるなよと思ってしまったけど。

しかし、それくらいレアル・ベティスは自分の人生の欠かせないものだということがわかります。そのおじいさんは毎日レアル・ベティスのペーニャにも通っていたそうです。熱心なベティコとはそういうもんなんですね。

そのおじいさんはもう亡くなってしまったそうですが、お墓にはレアル・ベティスの旗と緑と白の花(ベティスカラー)が飾られているそうです。

 

レアル・ベティス愛

ベティコのレアル・ベティス愛は、「サッカークラブが好き」というものを完全に超えていました。「好き」という表現では足りない、もっと人生の根幹にあるもの。人生そのもの。

友達が言ったように、ベティスへの感情はフラメンコへの感情にとてもよく似ている。フラメンコと同じくベティコたちにとって、サッカーは生活体験そのものであることが、ここでもよくわかりました。

実はスペインに来て一度もサッカーの試合を観に行っていなくてよく驚かれるのですが、ベティコの熱い想いを聞いたらますますレアル・ベティスの試合に行きたくなりました。日本人の乾選手がレアル・ベティスに移籍するかもしれないという噂もあるそうですね。移籍することが決まったそうですね!

いつかセビリアのレアル・ベティスのスタジアム「ベニート・ビジャマリン」で、レアル・ベティスの試合を観戦したいです。その前にベティスの歌覚えなきゃ。

 
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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