イベリア半島最南端の町タリファ 海の景色とパワーに感動

スペイン タリファ 観光 地中海 大西洋 桟橋

イベリア半島の最南端にあるカディス県の町タリファ(Tarifa)には、素晴らしい景色と海のパワー出会える場所がありました。本当に感動!ノーマークだったけど、行ってみたら素晴らしかった町です。また絶対行きたい。

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イベリア半島最南端の町タリファ

タリファはイベリア半島最南端だけど、スペイン最南端ではありません。スペインはモロッコの東側にセウタという町があるし、カナリア諸島はモロッコの西側だから、タリファはスペイン最南端の町ではないの。

「タリファ」という町の名前の由来にはいくつかの説があるようです。710年頃にこの土地を支配していたベルベル人のタリフさんの名前から付けられた、アラブ語で「先端」を意味するtarfを語源とするなど。

スペイン タリファ 観光 フェリー

モロッコのタンジェ(Tanje)に行く時は、タリファから行くことができます。スペインのタリファとアルヘシラスからモロッコのタンジェ行きのフェリーが出ているので、モロッコに行く予定がある人はモロッコ行きのフェリーに乗る前にタリファを観光するってのもありかと思います。

ちなみにアルヘシラスは観光するようなところがありません。今回タリファに行った経緯もアルヘシラスに用があって泊まったのですが、翌日観光しようと思って地元の人に聞いたら「あまり観光するところはない」「No hay ambiente.」って言われて、がっくし。急遽タリファに行くことにしたのです。

 

タリファの市街地観光

タリファ観光のメインとなる旧市街地は、タリファのバス停から少し離れたところにあります。タリファのバス停に着いたら、どう考えてもこっちだろうと思うバルやお店が続いている通りがあるので、そこをずーっとまっすぐ歩きます。

スペイン タリファ ヘレスの門 Puerta Jerez

大きい通りの突き当たりまでくると歴史を感じる門に出会います。これがPuerta de Jerez(ヘレス門)と呼ばれる門で、タリファの旧市街地に入る入り口です。門の目の前に首のない女性の像がありました。首がもがれたのか、元からなかったのか謎…。

スペイン タリファ 観光 旧市街2

タリファの旧市街地に入ると、アンダルシアの白い村に来たのかなと思うような白い家々が並びます。路地も狭くて、所々に広場があっていい感じ。

スペイン タリファ 観光 旧市街3

白壁に植木鉢と花という光景もアンダルシアっぽい。

 

タリファの教会

タリファの白い村をずんずん進むと教会に出会います。サン・マテオ教会(Iglesia de San Mateo)がタリファで一番大きい教会です。

スペイン タリファ 観光 サン・マテオ教会

かなりしっかりした教会なのですぐわかると思います。教会入り口にベンチがあって地元の人が日向ぼっこしてました。

スペイン タリファ 観光 サン・マテオ教会 内部

サン・マテオ教会内部は重厚なゴシック調の造りでした。毎日19:30または20:30にミサが行われているようです。

スペイン タリファ 観光 サン・マテオ教会 ルネサンス様式

教会内部にはルネサンス様式なのかなと思う礼拝堂もありました。薄紫とピンク色の装飾で、天井も美しい色でした。

スペイン タリファ 観光 サン・マテオ教会 3caidas

ヘススの痛ましい瞬間や、十字架を背負ったヘススの像、マリア像がありました。

サン・マテオ教会(Iglesia de San Mateo)
住所:Calle Sancho IV el Bravo 8, Tarifa
入場料無料

 

タリファのグスマン城

タリファにはグスマン城と城壁があります。タリファはモロッコに面しているし、海沿いの町というだけあって色々な攻撃もあったのでしょう。イベリア半島最南端のお城としてかなり重要な役割を担ったそうです。別名タリファ城とも呼ばれています。

スペイン タリファ 観光 タリファ城

グスマン城は960年に完成した歴史ある城です。人々に語り継がれている逸話としてこんなものがありました。

1294年にモロッコの軍とグラナダの軍に城を包囲された際に、当時城を守っていたアルフォンソ・ペレス・デ・グスマンの息子が捕らわれ、タリファを引き渡さなければ息子を殺すと敵軍に脅されます。

グスマンは「息子を殺してでもタリファを守る」と言って、息子を斬りつけるよう敵に要求したのだとか。以来グスマン城と呼ばれているそうです。城の名前であるGuzman el Buenoは、いい人グスマンみたいな意味。

グスマン城の城壁を観光

グスマン城はかなり保存状態がいいお城だと思います。長い歴史の中でも壊されることなく城が耐え抜いたのは、城を守る頑丈な城壁があったからに違いありません。

グスマン城の入口にある入場券販売所でグスマン城と城壁の入場券を購入し、時間の関係で先に城壁から登ることになりました。城壁の入り口はグスマン城の入口と離れていて、教会の脇の道を少し進んだところにあります。

スペイン タリファ 観光 城壁1

城壁は階段の上り下りが結構あります。一周はできないので、城壁の突き当たりまで行ったら帰ってこなければいけませぬ。道は狭いのでゆっくり進みましょ。

スペイン タリファ 観光 城壁2

城壁の向こうにタリファの海が見えて美しいです。

スペイン タリファ 観光 城壁から見たタリファ市街

城壁の上からはタリファの町並みが一望できて、なかなかの景色が見られます。近くに見える背の高い建物はサン・マテオ教会です。

スペイン タリファ 観光 城壁からの海の眺め

城壁からはタリファの海峡も見られます。地球って丸いんだなと思えるくらい地平線が続いています。この日は雲があったので肉眼でうっすらアフリカ大陸が見える程度でした。晴れていたらもっとすごいんだろうな!

グスマン城を観光

グスマン城は結構多くの部分が保存されていて、塔の上にも登ることができます。順路が出ているので、それに従って歩きます。お城の中は博物館になっています。

スペイン タリファ 観光 タリファ城1

こういうタイプのお城を見ると、どうしてもクッパ城を思い出してしまうのは私だけ?

スペイン タリファ 観光 グスマン城 教会

グスマン城の中に教会がありました。お城ができた頃はイスラム時代なので、モスクを改修した教会のはずです。

スペイン タリファ 観光 グスマン城2

タリファの先端の方を見ている八角形の塔の上に行くことができます。見張り塔っぽいです。

スペイン タリファ 観光 グスマン城からの眺め

見張り塔の上から見た景色。この塔から近くて遠いモロッコの方を見ていたのかな。

グスマン城(Castillo de Guzman el Bueno)
住所:Calle Guzmán el Bueno, Tarifa
入城時間:セマナサンタ〜10月 月〜日 9:30-20:30 11月〜セマナサンタまで 月〜日 11:30-17:30 城壁は14:00まで
入城料金:グスマン城の見学ツアーは4ユーロ、城壁も含めると5ユーロ

 

かわいらしいタリファの建物

タリファ城の近くにあるサンタ・マリア広場(Plaza de Santa Maria)には、かわいらしい外観の市役所と図書館があります。散歩がてら通ってみるのがおすすめ。広場もかわいいです。

タリファ市役所

タリファ市役所があるのはグスマン城の脇道を入って階段を上ったところにある広場です。

スペイン タリファ 観光 市役所

この広場の中心にはカエルの置物があって、その目の前が時計の付いたかわいらしい市役所です。

図書館

タリファ市役所の斜めむかいには図書館があります。

スペイン タリファ 観光 図書館

外観が図書館とは思えないほどかわいかったです。中はこじんまりとした図書館で、誰でも入れます。

展望台

展望台と呼べるほど高い建物ではないですが、タリファ城の奥に無料の展望台があります。

スペイン タリファ 観光 無料の展望台

市役所や図書館があるサンタ・マリア広場から海の方に出て行くと、広場のようなところに無料の展望台(Torre de Miramar)があります。

スペイン タリファ 観光 無料展望台からの眺め

グスマン城や城壁からの景色の方が少し眺めはいいですが、時間やお金の都合でタリファ城に入城しない場合は、この展望台から景色を見ると良いでしょう。

 

地中海と大西洋が見られる地点に感動

タリファで見た中で一番感動したのは、タリファの先っちょにある島(Isla de las Palomas)に行く途中にある桟橋からの景色です。

スペイン タリファ 観光 地中海 大西洋 桟橋

この桟橋からは左側に地中海、右側に大西洋を見ることができます。桟橋の奥には島があるのですが、入島できないのでこの桟橋が事実上の普通の人が行けるタリファの先端です。

何が感動したかって、とても穏やかな波がほとんどない左側の地中海に対して、右側の大西洋は波がアグレッシブでどんどん打ち寄せてるの。あまりの違いにびっくりして、終始「すごいわ、すごいわー!」と連発する我。

スペイン タリファ 観光 地中海

左側の地中海は波がほとんどないので、魚を獲っているあまちゃんみたいな人がちらほらいました。

スペイン タリファ 観光 大西洋

対して右側の大西洋は波がアグレッシブで、奥にはカイトサーフィンを楽しむ人がたっくさん!

ここからの景色を見るためだけにタリファを訪れてもいいと思うほど、私は気に入りました。海を見ているとなぜかパワーをもらえる気がするのです。次タリファに行く時は、この桟橋観賞にもっと時間をかけたい。

スペイン タリファ 観光 海の家レストラン

桟橋付近に海の家(チリンギート)がありました。大西洋が目の前のテラス席もあり、なかなか雰囲気良さそうでした。一人では入る勇気がなく断念。海の家の後ろに見えるのは、サンタ・カタルーナ城。ここは入ることができませぬ。

 

サーファーの町 タリファ

タリファの大西洋側は風が強く、波も元気なので、サーフィンを楽しむ人が大勢います。大西洋側の海沿いにはバルがいくつか並んでいました。

スペイン タリファ サーファーの町

バス停を降りてから旧市街地に行くまでの道沿いには、サーフ系やスポーツショップが目立ちます。夏は大勢の人がタリファを訪れるのだそうです。

タリファにはビーチがあるとは言え、リゾート地って感じではないので、マラガの海沿いの海岸ビーチリゾートとは雰囲気が違います。もっと皆さん真剣にマリンスポーツを楽しみに来ている感じです。

 

タリファでは海の幸を

アンダルシアの海沿いの町は総じて海の幸がおいしいです。タリファももちろん海沿いなので、魚介類のメニューが並ぶバルも多いです。

ノーイデアでタリファに行ったので、バルの情報まで調べていませんでした。「うーん、どうしよう。」と思ってタリファ旧市街地の広場にあるバルに入ることにしました。タパスメニューがほとんどなく、結果的に1/2皿(1/2 racion)で頼むハメに。

スペイン タリファ 観光 バル atun a la plancha

マグロ焼き(Atun a la plancha)は肉厚でおいしかったです。付け合わせのポテトが手作りっぽくて良かった。

スペイン タリファ 観光 バル tortita de camarones

海老のトルティージャ(Tortita de camarones)は、海老のかき揚げみたいなものです。トルティージャ大好き。

El Perulero
住所:Plaza San Hiscio 2, Tarifa
営業時間:11:30-2:00

 

タリファへの行き方

セビリア、カディス、マラガ、アルヘシラス方面からタリファまでは、バスでアクセスが可能です。タリファのバス停は田舎のバス停って感じで何もないので、タリファのバス停で時間を過ごそうと考えるのはおよし。

セビリアからタリファへの行き方

セビリアからタリファまではラ・リネア(La Linea)行きのバスに乗ります。チクラナ、ベヘール・デ・ラ・フロンテーラなどを通ってタリファに止まるバスで、直通ではありません。

セビリアからタリファまでは約3時間で、セビリア発、タリファ発どちらも本数は1日4本です。バス会社はCOMESで、時刻表はこちら。片道19.9ユーロ。

カディスからタリファへの行き方

カディスからも同じく、チクラナ、ベヘール・デ・ラ・フロンテーラなどを通ってタリファに止まるバスで、ラ・リネア行きです。

カディスからタリファまでは約1時間45分で、カディス発は1日8本、タリファ発は1日7〜8本です。バス会社はCOMESやCOMESの共同運行会社で、時刻表はこちら。片道9.83ユーロ。

アルヘシラスからタリファへの行き方

アルヘシラスからタリファまでは約45分で行くことができます。本数は1日10本程度で、土日は時間が異なります。路線バスのようなバスに乗ります。時刻表はこちら。片道2.18〜2.45ユーロ。

モロッコまでフェリーで行く予定がある人は、アルヘシラス港とタリファ港間で無料のシャトルバスを利用できます。乗車時にフェリーの切符の提示が必要です。所要時間は30分です。

マラガからタリファへの行き方

マラガからアルヘシラス、タリファを経由して、カディスに到着するバスが出ています。

マラガ発でタリファを経由する便は1日2本、カディス発でタリファを経由してマラガに到着する便は1日3本です。バス会社はCOMESで、時刻表はこちら。片道35.33ユーロです。

 

ノーマークだったタリファ 恐るべし!

いやぁータリファはノーマークでした。海沿いの町でモロッコへの玄関口という印象しかなくて、タリファの町自体の魅力について考えたことがありませんでした。

特に気に入った桟橋含め、タリファの町並みが好きになりました。

今回土曜日の午後にタリファに滞在したので、市場が開いていなかったのが残念です。小さかったけど、次回行く時はタリファ市場を覗きたい。桟橋からは夕日も素敵だと聞いたので、次回行く時はタリファのオスタルに一泊してみてもいいかな。(タリファの宿泊施設はこちら

 
最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

 

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