イベリア半島最南端の町タリファ 海の景色とパワーに感動

2017-11-06スペインを旅する

タリファの桟橋

イベリア半島の最南端にあるカディス県の町タリファ(Tarifa)には、素晴らしい景色と海のパワー出会える場所がありました。

本当に感動!

ノーマークだったけど、行ってみたら素晴らしかった町です。また絶対タリファに行きたい。

イベリア半島最南端の町タリファ

タリファはイベリア半島最南端だけど、スペイン最南端ではありません。

スペインはモロッコの東側にセウタという町があるし、カナリア諸島はモロッコの西側だから、タリファはスペイン最南端の町ではないの。

「タリファ」という町の名前の由来にはいくつかの説があるようです。

710年頃にこの土地を支配していたベルベル人のタリフさんの名前から付けられた、アラブ語で「先端」を意味するtarfを語源とするなど。

タリファのフェリー乗り場

モロッコのタンジェ(Tanje)に行く時は、タリファから行くことができます。

スペインのタリファとアルヘシラスからモロッコのタンジェ行きのフェリーが出ているので、モロッコに行く予定がある人はモロッコ行きのフェリーに乗る前にタリファを観光するってのもありかと思います。

ちなみにアルヘシラスは観光するようなところがありません。

今回タリファに行った経緯もアルヘシラスに用があって泊まったのですが、翌日観光しようと思って地元の人に聞いたら「あまり観光するところはない」「No hay ambiente.」って言われて、がっくし。急遽タリファに行くことにしたのです。

タリファの市街地観光

タリファ観光のメインとなる旧市街地は、タリファのバスターミナルから少し離れたところにあります。

タリファのバスターミナルに着いたら、どう考えてもこっちだろうと思うバルやお店が続いている通りがあるので、そこをずーっとまっすぐ歩きます。

タリファの旧市街地入り口

大きい通りの突き当たりまでくると歴史を感じる門に出会います。これがPuerta de Jerez(ヘレス門)と呼ばれる門で、タリファの旧市街地に入る入り口です。

門の目の前に首のない女性の像がありました。首がもがれたのか、元からなかったのか謎…。

タリファの旧市街地

タリファの旧市街地に入ると、アンダルシアの白い村に来たのかなと思うような白い家々が並びます。路地も狭くて、所々に広場があっていい感じ。

タリファの旧市街地

白壁に植木鉢と花という光景もアンダルシアっぽい。

タリファの教会

タリファの白い村をずんずん進むと教会に出会います。サン・マテオ教会(Iglesia de San Mateo)がタリファで一番大きい教会です。

タリファの教会

かなりしっかりした教会なのですぐわかると思います。教会入り口にベンチがあって地元の人が日向ぼっこしてました。

タリファの教会の内部

サン・マテオ教会内部は重厚なゴシック調の造りでした。毎日19:30または20:30にミサが行われているようです。

タリファの教会

サン・マテオ教会内部にはルネサンス様式なのかなと思う礼拝堂もありました。薄紫とピンク色の装飾で、天井も美しい色でした。

サン・マテオ教会(Iglesia de San Mateo)
住所:Calle Sancho IV el Bravo 8, Tarifa
入場料無料

タリファのグスマン城

タリファにはグスマン城と城壁があります。

タリファはモロッコに面しているし、海沿いの町というだけあって色々な攻撃もあったのでしょう。イベリア半島最南端のお城としてかなり重要な役割を担ったそうです。別名タリファ城とも呼ばれています。

タリファのグスマン城

グスマン城は960年に完成したかなり歴史ある城です。人々に語り継がれている逸話としてこんなものがありました。

1294年にモロッコの軍とグラナダの軍に城を包囲された際に、当時城を守っていたアルフォンソ・ペレス・デ・グスマンの息子が捕らわれ、タリファを引き渡さなければ息子を殺すと敵軍に脅されます。

グスマンは「息子を殺してでもタリファを守る」と言って、息子を斬りつけるよう敵に要求したのだとか。以来グスマン城と呼ばれているそうです。

城の名前であるGuzman el Buenoは、いい人グスマンみたいな意味。

グスマン城の城壁を観光

グスマン城はかなり保存状態がいいお城だと思います。長い歴史の中でも壊されることなく城が耐え抜いたのは、城を守る頑丈な城壁があったからに違いありません。

グスマン城の入口にある入場券販売所でグスマン城と城壁の入場券を購入し、時間の関係で先に城壁から登ることになりました。城壁の入り口はグスマン城の入口と離れていて、教会の脇の道を少し進んだところにあります。

タリファのグスマン城壁

城壁は階段の上り下りが結構あります。一周はできないので、城壁の突き当たりまで行ったら帰ってこなければいけませぬ。道は狭いのでゆっくり進みましょ。

タリファの城壁から見えるジブラルタル海峡

城壁の向こうにジブラルタル海峡が見えて美しいです。

タリファのグスマン城壁から見たタリファ市街地

城壁の上からはタリファの町並みが一望できて、なかなかの景色が見られます。近くに見える背の高い建物はサン・マテオ教会です。

タリファのグスマン城壁から見たジブラルタル海峡

城壁からジブラルタル海峡を見ると、地球って丸いんだなと思えるくらい地平線が続いています。

この日は雲があったので肉眼でうっすらアフリカ大陸が見える程度でした。晴れていたらもっとすごいんだろうな!

グスマン城を観光

グスマン城は結構多くの部分が保存されていて、塔の上にも登ることができます。順路が出ているので、それに従って歩きます。お城の中は博物館。

タリファのグスマン城

こういうタイプのお城を見ると、どうしてもクッパ城を思い出してしまうのは私だけ?

タリファのグスマン城の教会

グスマン城の中に教会がありました。お城ができた頃はイスラム時代なので、モスクを改修した教会のはずです。

タリファのグスマン城の見張り台

タリファの先端の方を見ている八角形の塔の上に行くことができます。見張り塔っぽいです。

タリファのグスマン城の見張り台からの景色

見張り塔の上から見たジブラルタル海峡の景色。この塔から近くて遠いモロッコの方を見ていたのかな。

グスマン城(Castillo de Guzman el Bueno)
住所:Calle Guzmán el Bueno, Tarifa
入城時間:セマナサンタ〜10月 月〜日 9:30-20:30 11月〜セマナサンタまで 月〜日 11:30-17:30 城壁は14:00まで
入城料金:グスマン城の見学ツアーは4ユーロ、城壁も含めると5ユーロ

かわいらしいタリファの建物

タリファ城の近くにあるサンタ・マリア広場(Plaza de Santa Maria)には、かわいらしい外観の市役所と図書館があります。散歩がてら通ってみるのがおすすめ。広場もかわいいです。

タリファの市役所

グスマン城の脇道を入って階段を上ったところにある広場には、タリファ市役所があります。この広場の中心にはカエルの置物があって、その目の前が時計の付いたかわいらしい市役所です。

タリファの図書館

タリファ市役所の斜めむかいには図書館があります。外観が図書館とは思えないほどかわいかった。中はこじんまりとした図書館で、誰でも入れます。

タリファの展望台

タリファ城の奥に無料の展望台(Torre de Miramar)があります。市役所や図書館があるサンタ・マリア広場から海の方に出て行ったところ。

タリファの展望台からの景色

グスマン城や城壁からの景色の方が眺めはいいですが、時間やお金の都合でタリファ城に入城しない場合は、この展望台からジブラルタル海峡の景色を見ると良いかも。

地中海と大西洋が見られる地点に感動

タリファで見た中で一番感動したのは、タリファの先っちょにある島(Isla de las Palomas)に行く途中の桟橋からの景色です。

タリファの桟橋

この桟橋からは左側に地中海、右側に大西洋を見ることができます。桟橋の奥には島があるのですが、入島できないのでこの桟橋が事実上の普通の人が行けるタリファの先端です。

何が感動したかって、2つの海の違い!

とても穏やかな波がほとんどない左側の地中海に対して、右側の大西洋は波がアグレッシブでどんどん打ち寄せてるの。あまりの違いにびっくりして、終始「すごいわ、すごいわー!」と連発する我。

タリファの地中海

左側の地中海は波がほとんどないので、魚を獲っているあまちゃんみたいな人がちらほらいました。

タリファの太平洋

対して右側の大西洋は波がアグレッシブで、奥にはカイトサーフィンを楽しむ人がたっくさん!

ここからの景色を見るためだけにタリファを訪れてもいいと思うほど、私は気に入りました。海を見ているとなぜかパワーをもらえる気がするのです。

次タリファに行く時は、この桟橋観賞にもっと時間をかけたい。

タリファの海の家

桟橋付近に海の家(チリンギート)がありました。大西洋が目の前のテラス席もあり、なかなか雰囲気良さそうでした。一人では入る勇気がなく断念。

海の家の後ろに見えるのは、サンタ・カタルーナ城。ここは入ることができませぬ。

タリファでは海の幸を

アンダルシアの海沿いの町は総じて海の幸がおいしいです。タリファも魚介類のメニューが並ぶバルが多いです。

ノーイデアでタリファに行ったので、バルの情報まで調べていませんでした。「うーん、どうしよう。」と思ってタリファ旧市街地の広場にあるバルに入ることにしました。タパスメニューがほとんどなく、結果的に1/2皿(1/2 racion)で頼むハメに。

タリファのバル

マグロ焼き(Atun a la plancha)は肉厚でおいしかったです。付け合わせのポテトが手作りっぽくて良かった。

タリファのバルのトルティーヤ

海老のトルティージャ(Tortita de camarones)は、海老のかき揚げみたいなものです。トルティージャ大好き。

El Perulero
住所:Plaza San Hiscio 2, Tarifa
営業時間:11:30-2:00

年末のタリファではおいしいバルを見つけたYO!!

タリファへの行き方

今回タリファまではアルヘシラスからバスで行きました。アルヘシラスからタリファまでは近いので、バスの本数が多いです。

タリファには鉄道はありませんが、アンダルシアの各都市からバスが出ています。

タリファのバスターミナルはとても寂しい無人駅みたいなところ。タリファのバスターミナルは田舎のバス停って感じで何もないので、タリファのバス停で時間を潰そうと考えるのはおよし。

タリファまでのアクセス詳細はこちら。

ノーマークだったタリファ 恐るべし!

いやぁータリファはノーマークでした。海沿いの町でモロッコへの玄関口という印象しかなくて、タリファの町自体の魅力について考えたことがありませんでした。

特に気に入った桟橋含め、タリファの町並みが好きになりました。

今回土曜日の午後にタリファに滞在したので、市場が開いていなかったのが残念です。小さかったけど、次回行く時はタリファ市場を覗きたい。

桟橋からは夕日も素敵だと聞いたので、次回行く時はタリファのオスタルに一泊してみてもいいかな。

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

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この記事を書いた人

moni

10年勤めた会社を退職し、スペイン語とスペイン文化+αを学ぶため、2015年6月よりスペインのセビージャ暮らし。日々の生活で気づいたこと、スペイン語のこと、セビージャのこと、などなどをブログに記録。熱中したら止まらないB型。Sevilla tiene un color especial〜♬