セビリアでフラメンコを見る タブラオ?ペーニャ?フラメンコ勉強中の私がご紹介

セビリア_ペーニャ_フラメンコ_トーレスマカレナ2_Torres Macarena

セビリアはフラメンコが盛んな地域で、フラメンコを鑑賞できるタブラオ、ペーニャ、バルなどがあります。

セビリアでフラメンコを見たいと思ったらどこに行けばいいか?観光客向けのしっかりとしたステージが見に行きたいか?愛好家が集まるような場所で見たいか?

どのようなフラメンコを見たいかによって変わってきます。セビリアでフラメンコが見られる場所をご紹介します。

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フラメンコはどこで生まれたか?

フラメンコはアンダルシアの各地域で生まれたと言われています。

セビリア_タブラオ_フラメンコ

上記の写真はフラメンコが育まれたセビリアの重要な地域トリアナ(Triana)の地区です。

セビリアのことを「フラメンコの発祥地」と書いているのをたまに見たりするけど、セビリアだけじゃないと思う。トリアナ(Triana)はもちろんその一つではあるけれど、セビリアのpuebloや、ヘレス、カディス、グラナダ、ウエルバとかとか…各地域それぞれ特徴があります。

例えば、ヘレスのブレリア、カディスのアレグリアス、グラナダのタンゴ、ウエルバのファンダンゴ、アルメリアのタランタなどなど。グアヒーラはキューバ音楽の影響があるそうです。

アンダルシアの音楽と、アラブ系の音楽やヒターノの音楽が混ざったのがフラメンコとも言われています。こう言う点に関しては私も文献を見たり、マエストロ達から聞いているだけなので断定したくはないのだけど。

セビリアはフラメンコを発展させた、という意味ではそうだと思います。トリアナはヒターノたちが住んでいたエリアだし、かつてはアラメダあたりで交易が行われていたらしく、各地域から人々が集まりそこでカンテを披露したりしてたのかな、だからセビリアはいろんな地域のフラメンコが集まったのだと思います。

 

セビリアのタブラオでフラメンコを見る

観光でスペインに来て「フラメンコを見よう」となったら、タブラオ(フラメンコショーが見られるお店)に行くことになると思います。セビリアにはタブラオがいくつかあるので、迷うかもしれません。ので、私のおすすめのタブラオをご紹介します。

ホテルではタブラオを案内してくれると思いますが、提携先のタブラオを案内してくれるだけで、ホテルおすすめ=いいタブラオだ、というわけではありませんのでご注意を。ガイドブックもだけどね・・・。

セビリアでおすすめのタブラオ

セビリアのタブラオの中で行くならここかなーと私が思うのは、Los Gallos (ロス・ガジョス)か El Arenal (エル・アレナル)です。この2つはセビリアの老舗のタブラオで、ショーチャージは35〜38ユーロとちょっとお高いのですが、1.5時間のたっぷりのステージを見られるのでおすすめです。

セビリア_タブラオ_フラメンコ_ロスガジョス_Los Gallos

Los Gallos と El Arenal はカンタオール/ラ3〜4人、ギタリスト2〜3人、バイラオール/ラ3〜4人と、毎日10人程度のアーティストが出演していて、活躍中のアーティストが出ていることが多いです。ま、最終的に出ているアーティストに寄るのですが(汗)

最近の流れは、最初に presentacion(プレセンタシオン)があって、その後4人の各踊り手のソロがあって、合間にギターソロ、踊り手が3人の時はカンテソロが入ります。最後に fin de fiesta(フィン・デ・フィエスタ)で舞台に全員上がってブレリアで終了です。

私は自分の師匠が Los Gallos にたまに出演しているので、その時は見に行ったりしています。

Los Gallos(ロス・ガジョス)
住所:Plaza de Santa Cruz 11, Sevilla
電話番号:954 216 981
時間:20:30〜22:00と22:30〜0:00の2回
料金:35ユーロでワンドリンク付き(学生3ユーロ割引)

Los Gallos はサンタクルス街にあります。

El Arenal(エル・アレナル)
住所:Calle Rodo 7, Sevilla
電話番号:954 216 492
時間:19:30〜21:00と21:30〜23:00の2回
料金:38ユーロでワンドリンク付き(食事付きのコースあり)

El Arenal はカテドラルと闘牛場の間くらいにあります。

リーズナブルなセビリアのタブラオ

セビリアには Los Gallos や El Arenal よりも、もっとコンパクトなショーでリーズナブルなタブラオもあります。

セビリア_タブラオ_フラメンコ_カサデルフラメンコ_casa del falemenco

Casa de la memoria(カサ・デ・ラ・メモリア)や Casa del flamenco(カサ・デル・フラメンコ)など。ショーチャージは18ユーロで、約1時間のショーです。出演者はカンタオール/ラ1人、ギタリスト1人、バイラオール/ラ2人の4人なので、少し物足りなく感じるかも。(私はですが)

流れは最初にセビジャーナス、ギターソロ、女性踊り手のソロ、カンテソロ、男性踊り手のソロ、最後にちょっと fin de fiesta(フィン・デ・フィエスタ)です。fin de fiesta はすごく短い。

観光で来てフラメンコの雰囲気をなんとなく感じたい、そこまでお金かけて見たくない、という人には、短めのステージでおすすめできます。夏の時期は1日3つのステージをやっていたりするので、時間的に都合がつくケースも多いかも。

Casa de la memoria(カサ・デ・ラ・メモリア)
住所:Calle Cuna 6, Sevilla
電話番号:954 560 670
時間:19:30〜20:30と21:00〜22:00の2回(時期によって18:00〜19:00)
料金:18ユーロ(学生3ユーロ割引)、10ユーロ(6歳〜12歳)、5歳以下入場不可

Casa de la memoria は中心地の買い物ゾーン近くにあります。

Casa del flamenco(カサ・デル・フラメンコ)
住所:Calle Ximénez de Enciso 28, Sevilla
電話番号:955 029 999
時間:19:00〜20:00と20:30〜21:30の2回(時期によって22:00-23:00)
料金:18ユーロ(学生3ユーロ割引)、10ユーロ(6歳〜12歳)、5歳以下入場不可

Casa del flamenco はサンタクルス街にあります。

団体観光客向けタブラオは避けるべし

おすすめしないのは、団体観光客向けのタブラオです。具体的に名前を挙げるのははばかられるのですが、El Palacio Andaluz 、El Patio Sevillano は私は行かないです。

近頃セビリアにたくさん観光に来る中国人、韓国人の団体がたくさんいて、彼らは団体観光客向けのタブラオに入ることが多いです。内容がフラメンコというより、フラメンコっぽいダンスショーみたいになっていて、全くおすすめできない。

タブラオに行くなら2ステージ目が良い

1日に2回のステージがある場合は、2回目のステージに行くことをおすすめします。1回目はアーティストたちがまだ温まっていないそうです。(タブラオで踊っているバイラオーラの友達が言ってました。)

 

セビリアのペーニャでフラメンコを見る

ペーニャというのは愛好家が集まるバルのようなところで、フラメンコのペーニャでは不定期でフラメンコが見られます。

ペーニャの中のバーではドリンクを頼めるようになっていて、ペーニャによっては軽食も提供しています。ペーニャはフラメンコだけではなく、サッカーのチーム「セビージャ」のペーニャもあるし、「ベティス」のペーニャもあります。

セビリアのペーニャで見られるフラメンコ

ペーニャでは、カンテのリサイタルだったり、バイラオール/ラのステージを見ることができます。内容は日によって異なるから、ペーニャのHPで確認するか、ペーニャの張り紙を見たりしてね。

例えばカンテのリサイタルの場合は、カンタオール/ラとギタリスト2人によるステージです。バイレ企画の場合は、バイラオール/ラ1人とそのクアドロメンバーという構成で、ギタリスト1人、カンタオール/ラ1〜2名、パルメーロ(いないこともある)1名、といった感じです。

通常は2部構成です。1部、2部ともにギターソロ→カンテソロ→バイレという流れが一般的かな。入場料は6〜10ユーロ程度です。

セビリアのペーニャに来ている人たち

タブラオフラメンコと比べるとペーニャは観光客向けではない場所なので、フラメンコが好きだったり、フラメンコを勉強している留学生などが見に来ています。

観光客向けのショーではなく、地元の人が行くようなフラメンコを見てみたい、タブラオのフラメンコは見たことがあるという人にはペーニャのフラメンコを見てみることをおすすめします。ただ、留学生がステージに立つこともあるので、そこは考慮しといてね。

タブラオは毎日営業していますが、ペーニャのステージは不定期開催なので、ペーニャのホームページやFacebookページ、出演者から情報を得ています。

セビリアの歴史あるペーニャ

セビリアのペーニャで私が好きなところは、マカレナにある老舗ペーニャの Torres Macarena(トーレス・マカレナ)です。初めてセビリアで Torres Macarena に行った時に、「わーYouTubeで見てたところだー!」と興奮しましたぜ。

セビリア_ペーニャ_フラメンコ_トーレスマカレナ_Torres Macarena

Torres Macarena は水曜日と金曜日の夜または日曜日の昼がライブの日となっていて、金曜日の夜と日曜日の昼はカンテライブのことが多いです。真冬や真夏は閉まっていてライブがないです。入場料はだいたい6ユーロのことが多いですが、ライブの内容により異なります。

Peña Torres Macarena(ペーニャ・トーレス・マカレナ)
住所:Calle Torrijiano 29, Sevilla
時間:水曜 21:00〜 日曜 15:00〜 など不定期開催
料金:6〜8ユーロ

 

セビリアのバルでフラメンコを見る

セビリアにはフラメンコを無料で見られるバルがあります。正直タダでフラメンコが見られるバルはあまりおすすめしないかな。バルの外に「flamenco gratis!!」とか書いてあったりするけど、練習生が出演していることが多いです。

フラメンコが見られる歴史あるセビリアのバル

Carbonería は無料で見られるバル兼ライブハウスのようなところで、歴史ある場所です。

セビリア_フラメンコ_カルボネリア_carboneria

以前はアーティストや地元のアフィシオナード(愛好家)たちが集っていたそうです。現在はもうそのような場所ではなくなっている気がします。もちろん出演者によるけど、タブラオやペーニャ企画のフラメンコと比べると、かなり質が落ちるかなと。。。(あ、口が滑っちゃった)

しかし、無料で見られるということと、雰囲気のある場所なので人気があります。特に欧米の観光客が多い。そして観光客ちょっとうるさい…。飲み物はバーカウンターで頼み、席は自由なので好きな席に座ります。

一度この Carbonería が閉まるという噂が立ち、みんなで署名運動をしたのでした。結局閉まらず現在も営業は続けられています。

 

フラメンコを見る時の注目ポイント

タブラオやペーニャでフラメンコを見る時、サパテアード(zapateado)と呼ばれるバイラオール/ラの足技のようなもの(足を高速に動かしたり鳴らしている瞬間)に注目してしまうと思います。足ばっかに注目してしまう。初めて見る人だったらなおさら。

ですが!フラメンコを見る際は、ブラソ(腕)やマノ(手)の動き、視線、カンテ(歌)をどう感じているか、どのように感情を伝えているか、などに注目してみると楽しめると思います。

「おー!」と思うような踊り手さんは、小難しいサパテアードなんかしなくても十分魅せられるんだYO!!

 

フラメンコを見に行く場合に気をつけること

日本人は行儀がいいので、あまり気をつけることはないはず。

・服装は普通で大丈夫
夏でもビーサンはやめた方がいいかな。

・手拍子しない
カンタオール/ラやパルメーロが手拍子してるけど彼らはプロです。観客の手拍子は迷惑なんでNGです。

・拍手はOK
中締めのようなタイミングで、拍手してもいいかなと思うタイミングで拍手するのはOKです。

・写真はNG
タブラオのステージの最中は写真はNG、最後のタイミングだけ撮らせてくれることがあります。ペーニャは写真撮影OKです。

・おしゃべりはNG
マナーとしてステージの最中におしゃべりをする人はいないと思うけど、ちゃんと見よう。

・ハレオはOK
ステージの途中でもイイ!と思ったら「オレー!」「ビエン!」(いいね)と言うのは大丈夫です。外国人は「ブラボー」って言っている人が多いね。

 

セビリアでフラメンコを見てみよう

どんな雰囲気のところで、どのようなフラメンコを見たいか、で見る場所は変わってくると思います。私はセビリアに住んでいて毎日のように見に行くことはできないけれど、見たいなーと思うプログラムの時はタブラオやペーニャに行きます。

セビリアでフラメンコを見たい人の参考になれば幸いです。

 

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luegui!!!

 

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