スペインでピソを探した時のポイントと注意点

2015-12-05スペインの生活

スペインのセビリアでピソ契約

私がセビリアで引越しをした際にどうやってピソを探したのか、どのような手順を踏んだのか、スペインでピソを探す際に見るべきポイント・注意点などを私なりの視点で整理してみます。

スペインのセビリアに来てから3ヶ月経過した10月頭に、もともと住んでいた語学学校のピソから普通のピソ(シェアアパート)に引っ越しました。スペイン人とスイス人と共同生活しています。

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一人暮らしか、シェアアパートか

まずは一人で暮らすか、人と共同生活するかを決める必要がありました。セビリアでの一人暮らしも考えたけど、スペイン語を日常的に使う環境を作りたいと思い、シェアアパート(piso compartir)に住むことにしました。

一人暮らしの場合

一人暮らしの利点は、リラックスできるという点かな。共同生活に慣れていない日本人からすると、外国人との共同生活の初めのうちは、いろいろ驚きとストレスの連続であったりします。

しかし、そのリラックスをお金で買うということになります。ハイ、高いです一人暮らしは。セビリアで一人暮らししようとすると、だいたい月々450ユーロ〜500ユーロの家賃、それに光熱費やcomunidadと呼ばれる管理費が別で請求されることが多いです。

シェアアパートの場合

シェアアパートだったら家賃、光熱費全て込みで月々250〜400ユーロくらいなので、よりリーズナブルです。

プライベート性は一人暮らしに比べたら劣るけど、ヨーロッパの人は共同生活に慣れているのであまり気を遣う必要は実はなかったりします。スペインでの暮らしに慣れている人だったら一人暮らしでもいいと思いますが、スペインの生活に慣れるまではスペイン人との同居をおすすめします。

スペインの生活で困ったことがあった時、病気になった時、などにシェアメイト(特にスペイン人の)がいるのはとっても心強いです。それにちょっとしたスペイン生活や文化の疑問も聞けるしね。

いつもこの時期はこういうことが起こるよとか、こういう時はこう対応した方がいいよ、とか。生活するには重要なことです。

 

ピソ(シェアアパート)を探す媒体

スペインでピソ(シェアアパート)を探す場合、知人の紹介や口コミか、インターネットで検索という媒体を使います。

知人の紹介や口コミ

知人の紹介や口コミでピソを探すという人は意外と多く、いい物件に出会える可能性が高いです。スペインはコネ社会です。

「友達がピソの同居人募集しているよ」などの噂が耳に入ればラッキー。私の場合、スペインに来て3ヶ月でそんないいタイミングで事はやって来ませんでした。

これからピソを探す人は、インテルカンビオの友達など信頼している人に聞いてみたら、いいお知らせがあるかも。かも。

また、Facebookの学生コミュニティグループで「同居人募集!」という記事はよく出ています。夏の間は短期の貸し出しのことも多いです。Facebook Messengerでプライベートメッセージを送って物件の詳細を確認していく感じです。

インターネットで検索

私がピソを探していた時はスペイン語力がそこまでなく、コネもなかったので、インターネットサイトで検索するという方法をとりました。

ピソの同居人を募集しているいくつかのサイトに登録していましたが、その中で私がよく見ていたサイトは「easy piso」と「idealista」というサイトです。

 

まずはエリアの情報収集

まずは自分が住みたいエリアと、そのエリアに住むために必要な金額の情報をリサーチします。

住むエリアの選択

セビリアの中では、マカレナ(Macarena)、トリアナ(Triana)、サンタフスタ駅(Santa Justa)の近くは比較的家賃がリーズナブルでした。

つまり外周と呼ばれるセビリアをぐるっと回っている道路の外側です。外周より中に入るとやはりちょっと高くなりますわね。

語学学校の先生に、カンザスシティのあたりは治安があまりよくないかもと言われました。真冬や夜遅くは人通りが一気に少なくなるため、外国人と一目見てわかるあなたが住むのはちょっと危険かも、と。

現地の人の意見もとても大事。

家賃・光熱費などの月々のコスト

ピソ同居人募集サイトには月額の家賃が記載されていますが、光熱費や管理費(comunidad)が含まれているか、そうでないかがわからない場合もあるので、不明点はメモしておきます。

光熱費は、基本的にピソに住んでいるみんなで割ります。

何人で同居しているのかによりますが、光熱費の目安は電気代が月30〜50ユーロ程度(オール電化だと50ユーロ近くになる)、ガス代が20ユーロ程度、水道代は30〜50ユーロ程度です。全部で100ユーロ近くはいきます。

Atención最低でも水道代と管理費は込みの物件がいいです。

日本人はきれい好きで毎日シャワーを浴びるから、水道代が別の物件だと「あなたが一番使ってる」的なことを言われかねません。スペインの水道代は高いから、水道代込みだと驚く請求が来なくて安心。

 

物件(ピソ)を絞り込む

住みたいエリアと自分の予算を比較し、実際に見てみたい物件を決めていきます。easy pisoidealistaを見て、私が比較した際にチェックしていた項目は以下です。

家賃

限られた費用の中で生活しなければいけないので、家賃が安いことはもちろん重要。ただ家賃が安すぎる物件は何かしらの欠点があるので、その欠点に目をつむれるかはよく考えてね。

例えば

ピソの欠点となり得ること・部屋が異常に小さい
・収納がない
・超絶ボロい
・なんか臭い
・不便なところにある
・大勢住んでいるけどトイレが1個

など。コストに見合う欠点なのか、注意してください。

同居人の数とバストイレの数

同居人が何人で、バストイレがいくつかあるか。これは意外と重要な点です。

例えば6人の同居でバストイレが1個だったらとてもキツイです。バストイレは一緒になっていることが多いので、誰かがシャワー浴びている間トイレにも行けない。

最低でも3人に1個あたりのバストイレがあることが望ましいと思います。

エアコン、ヒーターがあるか

私は暑さへの耐性は強いので、暑くても我慢できます。だから夏のクーラーはなくても大丈夫。むしろ語学学校のピソで外国人がクーラーの温度を下げすぎて震えていたので、クーラーはできる限り使いません的なおうちの方が助かる。

セビリアの夏は暑いのでクーラーがない家はありえないと言っている人もいます。暑がりの人はクーラーがある家の方がいいかも。扇風機あればいいじゃんって私は思うけどね。

そのかわりとても寒がりなので、冬にヒーターやストーブなどの暖房器具が使えるかどうかは確認しました。どこの家にでもあるみたいだったけど。一応ね。

禁煙か

私はタバコを吸わないので、家のサロン(リビング)でタバコを吸われるのは嫌です。なので、禁煙の物件か、喫煙者がいてもベランダで吸うようになっている物件を探していました。

Atención同居人募集サイトでは「喫煙者はベランダで吸っています」と書いてあっても、実際見に行ったらタバコの臭いが充満している物件もあるから、タバコ吸わない人はピソ見学の時にも要チェック!

洗濯物を干す場所があるか

私は洗濯物を外に干したい派です。

スペインの住居では、吹き抜けにロープを張ってそこに干すケースもあるから、屋上(azotea)またはベランダ(terraza)があるかどうかはチェックしました。

インターネットWiFiがあるか

今の時代、インターネットWiFiがない物件というのはほとんどないのですが、稀にインターネットWiFiなし物件があります!インターネットがなかったら全て携帯電話のインターネット契約で過ごさなければならない。まさかそんな…。

学校の先生が紹介してくれようとした物件は、「インターネットWiFiないんだけど」と言われお断りしました。

最低契約期間

各物件の条件に最低契約期間は記載されています。(されていなければ要確認事項)実際に住んでみないとわからないこともたくさんあるから、最低契約期間が1年以上という長いものは要検討。

Atención契約期間前に出ると、残り期間分を払わなければいけないので要注意。

 

ピソ見学を申し込む&不明点について質問

「easy piso」や「idealista」のサイト経由、またはWhatsApp経由でピソ見学の申し込みをします。物件詳細のページにWhatsAppの連絡先が書いてある場合は、WhatsAppで連絡した方が返信率が高いです。

ピソ見学申込みの文例

こんな感じです。WhatsAppで送る時はカジュアルな感じの文でもOKだと思います。カジュアルとは言え丁寧表現使っているので問題ないです。

で、全員が返信してくれるわけではありません

また、もう同居人決まってしまいましたー、とか。向こうからしてみたら、学生とは一緒に住みたくないな、とか契約期間が短い人には貸したくないな、とかそういう心理もあるのだと思います。

上記の文章は語学学校の先生にスペイン語添削してもらいましたが、失礼のないようなスペイン語でも返信結構こないんだなーと思いました。

 

ピソ見学に行く

晴れてピソのオーナーから返信が返ってきたら、見学する時に確認したポイントは以下です。

エリアは安全性重視

セビリアは比較的安全と言われる街ですが、それでも日本のようにボケーっとしてたら物も盗られますし、夜中に女子が一人で歩いても絶対大丈夫ということはありません。

セビリアに住んでいる人の意見も聞きながら、夜に人通りがすごく少なくなるエリアではないか、道がとても狭くて死角がないか、などを確認。夜にそのエリアを歩いてみて怖いなーと感じることがないかも確かめておきました。

部屋の広さも見よう

あまり重要ではなかったけど、収納が全くない家とか、ベッド、机、以上!みたいな部屋は後々居心地悪くなるかなーと思ってました。

部屋の快適さは3ヶ月だけ住むのか、1年くらいは住みたいと思っているのか、でだいぶ違いますね。短期なら我慢できることも、長期だとなかなか我慢の限界がきます。

きれいに掃除されているかチェック

物件が新築である必要はないけれど、シェアメイトによってきちんと掃除がされているかどうかはチェックしました。汚い人は本当汚いからね。見学に行けば一発でわかると思います。

シェアメイトとの相性はよく見よ!

私が引っ越した先は、スペイン人の女の子とスイス人の男の子の夫婦が住んでいるピソ。

夫婦やカップルと同居するということに少し悩んだのですが、いくつかピソを見て、最終的にシェアメイトとの相性が良さそうか、をとても重視しました。

契約書の有無は要確認

スペインでの生活に慣れるまでの間は、後々もめないために契約書のある物件の方が安心です。きちんと法律に則って貸しています、というところであればなお安心。

家賃や光熱費の支払い方法、退去時は何日前に連絡など、日本の賃貸契約書と同じような契約書の内容となっています。面倒だけどスペイン語の契約書は全部目を通しましょう。不安だったら友達に見てもらった方がいいっすね。

もめる要素・退去時に保証金(fianza)が返ってこない
・何かの修理があるたびに修理代を支払わされる(こちらの過失でない場合は通常は家主が支払います)
・光熱費の支払い金額が不透明(言い値で請求される)
・突然1週間後に出て行ってと言われた

これらのケースで契約書がない場合はピソのオーナーにも非があるのだけど、それと戦うスペイン語力がないから結局泣き寝入りする感じになっちゃうと思います。契約書関係は要注意

家賃の支払い方法も確認

私はスペインの銀行口座を持つ前だったので、手渡しで家賃を渡せるかどうかを確認しました。ほとんど手渡しOKのはずですが、銀行振込のみ対応だったらスペインの銀行口座を作らなければなりません。

 

ピソを決める

ピソ(シェアアパート)の見学も終わり、いよいよ物件を決めていきます。決め手となったのは以下です。

やはり重要なエリア

夜遅くでも人通りのある道でセントロにも近く、行動範囲にも近い。近くには市場やスーパーがあり、買い物に便利。

家賃は少し高いエリアですが、安全は金を出してでも買え!と私は思ってます。だってビクビクして夜歩きたくないもん。

バストイレがプライベートでラッキー

今回決めたピソはバストイレが2つあり、1つは同居人夫婦が使っていてもう1つを私が完全に個人で使うことができます。これは本当に助かる。

何故って以前共同のバストイレを使っていた時、トイレに行きたくても誰かがお風呂に入っていたら行けなかった。それが朝の時間がない時だったりお腹が痛い時だったら我慢が結構大変じゃないですか。。。

同居人との相性は最重要

同居人との相性はとっても重視しました。

ピソの見学に行った時に、スペイン人の女の子の方は不在だったのですが、スイス人の旦那さんがとても私を気に入ってくれて、私も気が合いそうだなぁと思って、8割方その日に入居を心の中で決めていました。

見学が終わってまだ迷っていた2日後くらいに、女の子の方が「旦那さんがあなたをとてもいいと言っていたので、もしあなたも同じように考えていてくれたら是非前向きに検討してほしい」というような趣旨のメールをくれました。この時点で98%この物件に決めていました。

一応女の子の方にも直接会っておこうと思い、その後女の子にも会ってその日のうちにこの物件に決めました。何ですかね、フィーリングです。ピソ見学の時は、相手もこちらのことを「この子は相性がいいかな?」という目で見ていますので、そのつもりで。

 

ピソ入居の契約

入居日を相談して、入居日に契約書を交わすことにしました。契約書は事前にメールで送ってもらい、読んでチェックし問題ないことを確認しました。

スペイン人のお友達からは契約書に齟齬がないかどうかはくまなくチェックしろ、と言われていたので慣れないスペイン語と格闘しながら読みましたが、日本の賃貸契約でも書かれているような至って一般的な内容でした。

最低契約期間と契約期間延長の方法だけはきちんと確認したかな。

 

引っ越し

引っ越し業者は頼みませんでした。セビリアに来てまだ3ヶ月だったし、荷物はそんなに多くなかったので、スーツケースで行ったり来たりを3回繰り返して引っ越し完了しました。

シェアメイトたちが手伝ってくれて、引っ越し完了時にはワインで乾杯してくれて嬉しかったです(^^)

 

私のピソ(シェアアパート)探しは成功

引っ越しして約2ヶ月。この物件に決めて本当に良かったと思っています。

同居人の彼らは本当にいろいろ親身になってくれ、スペイン語やスペインの文化を教えてくれたり、料理を振る舞ってくれたり、彼らの友達を紹介してくれたり、とセビリアでの生活に刺激を与えてくれています。ピソの同居人兼友達です。

同居人との相性が合わなくてピソを引っ越した、という話もなくはないみたいなので、幸運でした。今度は私が彼らにお返ししよう!

 
長文を最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luego!!!

 
1年後にもっと神経が図太くなってから、3回目の引っ越しをした時の話はこちら。