アンダルース(andaluz)とNO NI NA

2015-11-24andaluz, スペイン語

スペイン語のアンダルースとNO NI NA

私が生活しているセビリアはアンダルシア地方なので、アンダルース(andaluz)と呼ばれるアンダルシア訛り・アンダルシア方言があります。

「NO NI NA」はアンダルース(andaluz)特有の表現で、「ノーニーナー」と擬音語みたいに発音します。今回はアンダルース(andaluz)と「NO NI NA」について!

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andaluzと標準スペイン語の違い

アンダルース(andaluz)と、カステジャーノ(castellano)いわゆる標準語の決定的な違いは、発音の違いと、アンダルース(andaluz)特有の表現があることです。

アンダルース(andaluz)はアンダルシア地方の訛りのようなものですが、アンダルシアの中でもセビリアの人とヘレスの人、コルドバの人、アルメリアの人は話し方が全然違います。例えばヘレスの人はセビリアの人よりももっと舌ったらずな感じで話します。

どこの出身かを聞き分けるのは難しいけど、セビリアでない地域の人の話し方を聞いて「ん?よく聞き取れないな」と思うことはあります。

 

andaluzの発音の違い

アンダルース(andaluz)と、標準語のカステジャーノ(castellano)との発音の違いはいくつかあります。

アンダルシアの人たちはSe come la palabra(言葉を食べる)という言い方をします。アンダルシアの中でも地域によって異なる部分があるかもしれませんが、サッと思いつく発音の違いはこの2つです。

sやzが聞こえない

アンダルース(andaluz)ではsやzが抜け落ちる、正確には全くなくなるわけではなく小さく息を吸い込むような感じになります。

Muchas gracias. (ありがとう) 「ムチャグラシア」
dos cafes (コーヒー2杯) 「ドッカフェッ」
despues (〜の後で) 「デップエ」
mas o menos (おおよそ、だいたい)「マホメノ」

日本語にはない発音だから、カタカナで表現するのが難しいのだけど、上記のような感じで聞こえます。

カステジャーノ(castellano)を話すサラマンカの人がmas o menosと言った時に「マシュオメノシュ」と聞こえて、全然違ってびっくりしました。アンダルースの「マホメノ」かわいくない?

andaluzについてもアンダルース風に言うとアンダルースではなく「アンダルー」ってなります。カンガルーの親戚みたい。

「da」「do」等のdが抜ける

アンダルース(andaluz)ではsやzだけでなく、場合によってはdも聞こえない時があります。

cafe manchado (ミルク多めのコーヒー) 「カフェマンチャオ」
He comido. (私もう食べました) 「エ コミオ」
Estoy liado. (私は忙しい) 「トイ リアオ」

「トイ リアオ」とかトイストーリーの続編かっ!

まぁアンダルース(andaluz)の発音はこんな感じで、慣れてくるととても愛らしいです。

省略形

アンダルース(andaluz)では、文字が抜け落ちるのと同じような感じで、省略されるケースがあります。

patata→papa

He preparado papas con chocos. 
パパ コン チョコを作った。
「エ プレパラオ パパ コン チョコ」

アンダルシアではみんなpatataをpapaって言うし、表記もそうなります。八百屋さんでも「papaくださーい」って。

para→pa

Mañana voy pa Madrid.
明日マドリードに行きます。
「マニャーナ ボイ パ マドリッ」

paraはpaになります。para queは「パ ケ」と聞こえるし、para todosは「パ ト」に聞こえます。

もはや想像できない音になる

特にセビリアではtの前にesやisがある時に、ツァツィツゥツェツォのような音に聞こえるものがあります。

Como estas? (元気?) 「コモ エッツァ?」
Has visto? (見た?) 「ア ビッツォ?」

カステジャーノ(castellano)を話すマドリードとかだったら「コモ エスタス?」「アス ビスト?」って聞こえるんじゃないかな。

 

アンダルース(andaluz)特有の表現

アンダルース(andaluz)特有の表現は、辞書を引いても出てこないことが多いです。そんな時は「今のどうゆう意味?」とこちらの人に聞いて、一個ずつ覚えていってます(°∀°)

「NO NI NA」は「No ni nada」

「NO NI NA」という表現は、前述の「da」が完全に抜けた状態で、全部表記すると「NO NI NADA」です。「NO NI NA」は同意(Si)を表したり、もちろん!(por supuesto)を意味します

相手:Eres de Japon? 日本人ですか?
私:NO NI NA (もちろん)そうよ

初対面の人が、私を見て明らかに日本人だとわかっているのに質問してきている状況。

相手:Tienes hambre? おなかすいてる?
私:NO NI NA うん、(もちろん)すいてるわ

おなかが空きそうな時間に、たぶんお腹すいているなぁと思って質問してきている状況。

ironiaが含まれている可能性がある

アンダルシアはironia(皮肉)もよく使うので、アンダルース(andaluz)の中には反対の意味が込められているものもあります。要注意です。

NO NI NAにironia(皮肉)が込められている場合は「当たり前でしょ」的な意味合いが強くなります。

ironiaだからと言って、すべてに嫌味な意味が含まれているわけではないです。むしろ、ちょっとgracia(愛嬌)のある感じになります。ここが、アンダルーのかわいいところ。

 

 

気をつけなければいけないandaluz

アンダルシア以外の地域の人でアンダルース(andaluz)が嫌いな人もいます。きれいじゃない言葉だって。そういう人たちの前でアンダルース(andaluz)を使うと、残念な意味で面白がられるかもしれません。

アンダルース(andaluz)を使う時に気をつけなければいけないことは、その表現がcalleで使われる口語ではなく仕事上でも使える言葉なのか、ということです。

前述のparaがpaになる例。セビージャの友達同士ではいつも違和感なく使っていたのですが、エストレマドゥーラの友達の前で使ったらすごく叱られました。

そんな表現、仕事じゃ絶対使えないからねっ!」って。(ヒーッ)

単なる訛りならかわいいもんだけど、野蛮な表現になってしまっていないか、少し気をつけた方がいいみたいです…。

 

最後まで読んでくれてありがとう。
Hasta luego!!!

 

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